ブサキ寺院 補足
ゴア・ガジャから、一時間半位で駐車場に到着。 ここから先は自分達で行かなければならない。
ガイド兼ドライバー(ディー・チャン)さんの車内での説明
・ネットで良く見る、「現地のガイドが同行しないとエリア内に入れない」と言うのは、少し違う。
「怒った顔をして どんどん 歩けば 大丈夫」:D
・ガイドを頼むか、頼まないかは自由
「相場は 2,000円〜5,000円」:D
・ ブサキに限らず、サロンが無いと入れない。通常借りる。今回はおみやげ代わりに購入することにする。
チケットを買って少し進むと、カウンターのある小屋から、「チケット! チケット!」と怒鳴られる。持っているか? と言う意味だと思い、チケットを見せに行くと・・・
「お布施をしない人間は、中に入れないよ」
台帳見たいのを出してきて「お前はいくら払うんだ?」とほとんど取り囲まれるような雰囲気で、寄付を迫られる。
あ゛〜 いきなり捕まってしまった。事前の情報では、お寺と関係無い方々らしい。
「中に入らなければ この先に進んで良いの?」
「入り口までだぞ」と坂の上を指差す。
「あそこまではOK?」
「中に入れないぞ!」 「わかりました。あそこまででいいよ!」と歩き出す。脱出 成功(^o^)
入り口に到着 案内板を見ていると、「はろー」 あ 来た来た。
「私と一緒なら 中に入れるよ 50ドルでいいよ」
「お寺の中にも入れますか? あなたと一緒なら」 「私と一緒なら大丈夫。もう セレモニーは終わった」
「あなたは ガイドですよね?」一応確認。
ここで 面白いことが・・・・
「ガイドじゃないよ」:男
「・・・ ガイドじゃないの!?」:私
「違う・・・ 私はガイドじゃない」:男
・・・ しばし沈黙 ・・・
「ガイドだ」と言えば済むことを、違うと言って、なにか免許証みたいなものを出して、長々と説明をしてくるが、よく解らない。
面白そうなので、値切らずに 妻に払ってもらう。(^o^)
歩きながら彼が言うには、自分はこの近くの村の人間で、普段は畑をしている。ごつごつとした手を私に見せる。たしかに楽な仕事をしているようには見えない手だ。
ここには週に一度位来ている。
途中で追い返される人もいて、登るにつれて人が少なくなって来る。ブサキで一番高い位置にあると言われている バトゥ ・マデッ寺院まで行った時には、ジャワ人のカップルと、私達2名だけで、後から、白人が数人登ってきた。
「あれが見える?」:男 山の中腹ににぽつんと見えるものを指差す。
「あれがブサキで一番上の寺院だ。あんたが時間があれば、連れて行ってやる」
「ここが一番上では無いの?」:私 「違う。あそこが一番上のお寺」:男
ここから先は、別料金とか言うのだなと思い,
「もう お金が無いよ」と言うと、お金は要らないと言う。
「時間は どれ位かかりますか?」と聞くと
「往復で4時間位」
明るいうちに帰ってこれるな・・・ かなり迷うが、次に「グヌンカウイ 遺跡」に行く予定で、ドライバーにもそう言ってあるので、止めることにする。
「あそこから見る景色は本当に素晴らしいんだけどなぁ。行かないか?」と残念そうに言った。
戻りながら聞いた話では、彼はアグン山に登るガイドをしているらしい。
「もう何回も ガイドして頂上まで登っている」と言っていた。
突然「あ あそこに妻がいる」といって女性を指差す。
「小さいけど 可愛いよ」 果物を売りに来ていたようだ。
「綺麗ですね、写真 撮っても良いですか?」:私
「良いよ」:男
奥さんはなんだかすごくはずかしがった。
逃げようとする奥さんをとっ捕まえて並んだ写真
後で読んだ本に書いてあったのはバリでは、普通の女の人は写真を撮らせてくださいと言うと、ひどくはずかしがるらしい。その時に「まだ 沐浴して無いから」と言う決まり文句があるそうだ。
文化の違いは面白い。バリの人は一日に何回も沐浴をする。
2時間位で駐車場に戻ると、「あんまり戻って来ないので 心配していました」と言われた。
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ガイドが居ても寺院に入れないと言う話:
ブログなどでとても多いが、それは、祭祀を行っている間のようだ。
「セレモニーは終わったから入れる」といっていたので判る。
ただ、毎日のようにどこかしらのお寺で、祭祀(オダラン?)が行われているようだ。
私たちは、ちょうど昼頃に入ったお寺では、後片付けの最中だった。
「怒った顔でどんどん歩く」:
「出て行け 出て行け」と言われ、逃げるように早足で歩くのでは、なにをしに行ったか判らないので、頼む方をお勧めいたします。
寺院も、景色も素晴らしかった。、一人でのんびり居られないのはとても残念だが、遺跡ではないので異教徒がのんびり散策という事自体、無理があるかな。
※2011/11 初めて行った ブサキ寺院の個人的な印象です。