ゴロタの blog-memo  

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2012.04.12 Thursday

 祠堂内部 北側 リンテル    Banteay Chhmar 2012/02/23

ドローナ
 本来の入り口(東)から入ったら、右(北)のリンテル 
 自分が知りえる範囲でこれかなと思うのは、ドローナの最後。「マハー・バーラタ」 

 首を切り落とされたドローナ、剣をもっているのが、ドリシュタディムナでは無いだろうか。
 子供を抱いているバラモンは、「子供が死んだ」と言う話(嘘)を意味しているのではないだろうか。

 クルクシェートラの戦いで、ビーシュマの死後、クル軍の指揮をとったドローナは攻勢に出る。クリシュナはこのままでは負けてしまうと思い、とんでもないことを言い出す。
 ドローナは家族を愛する心がとても強い人だから、誰か「アシュワッターマン(ドローナの息子)が殺された」と言えば、ドローナは戦意を失い、敵軍の士気が落ちる。
 しかし 誰もが辞退する。嘘つきにだけはなれない。

 ユディシュティラ(パンドゥー方総指揮官)が自分が罪をかぶろうと言い、周りを驚かせる。
 弟のビーマセーナが、アシュワッターマンと言う名前の象を撲殺してからドローナの部隊に近づき「俺がアシュワッターマンを殺した」と叫ぶ。
 ドローナは、かつては弟子であり、誠実な人柄のユディシュティラなら嘘はつかないと信じ「今の話は真実か?」と問いかける。
 ユディシュティラは、「アシュワッターマンは殺されました」と叫ぶ。しかし、良心の呵責に絶えられず「それは象の名前です」と付け加えてしまう、が後の言葉はどよめきにかき消されてドローナの耳に届かなかった。
 ビーマセーナは「あなたはバラモンとして生まれ、クシャトリアの生き方を選らんだが為に沢山の人が死んで行く。バラモンのはたすべき義務とはなんでしょうか」と畳み掛ける。。 ドローナは馬車の上に座り込んでしまう。

 その時、ドリシュタディムナ(ドローナを殺す宿命をもって生まれた)は馬車に駆け上がる。非難と抗議の声のなか、目を閉じていたドローナの首をはねてしまう。 ドローナの魂は、光輝きながら空に登って行った。
 クル軍は動揺して、戦況が変わり、最終的にパンドゥー側の勝利となる。

 手に持ってる丸いものがなんだか判らないが、画像ソフトで修復してみると・・・
 
ドローナ_s
 持っているのは中央の人物(神)らしい。もしチャクラとか法螺貝なら ヴィシュヌ神と言うことになり、つじつまが合うんだけどなぁ。

 このレリーフは、外国のサイトに「The slaying of Shishupala 」と書かれている。

 シシュパーラ:四本の手と、三つの目をもって生まれる。優れた戦士となるが、彼を殺すものもこの世に送り込まれている。そのものの膝に抱かれた時に余分な手と目は消える。と言う予言。
 クリシュナが膝にのせた時、余分な手と目が消える。
 クリシュナに婚約者を奪われてうらむ。
 帝王即位の式典で、名誉礼がクリシュナに与えられる時、異を唱えビーシュマ他を侮辱して、クリシュナにチャクラで殺される。


 クリシュナと言うのは、いわゆる天才だけれど、嘘はつくし、約束は守らない。若い頃は女性にだらしない。戦いの無益を感じてやめようと言うアルジュナを執拗に説得して、大戦争になる。何でこんな人が神の化身と言われるようになったのかとても不思議だ。しかし 魅力的だ。

 もともとマハーバーラタの話は、善・悪は逆で、クル属が主役、パンドゥーが悪役の物語だったのが、何時の時代にか何らかの理由で主役が入れ替わったのではないか? と言う話もある。



 

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「インド神話」 マハーバーラタの神々 上村勝彦
「インド神話」 ヴェロニカ・イオンズ、酒井傳六 訳
「マハーバーラタ」 C・ラージャーゴーパーラーチャリ、奈良毅・田中嫺玉 訳
「マハーバーラタ」 山際素男 編訳

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